祭服に示される役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 00:36 UTC 版)
副輔祭はステハリと大帯(オラリ)を着用する。ステハリは神の恩寵を受けている事を表し、大帯は祈りを奉げる天使セラフィムの翼を象るものである。 副輔祭はステハリを着用せずに大帯を着用することはない。これは、副輔祭が神の恩寵の担い手ではなく、祝福を受けて初めて職に当たる事が出来る事を示している。 輔祭は大帯を垂らす形に着用するが、副輔祭は奉神礼時にステハリの上に大帯を十字に交差させて着用する。この大帯の形状は、イザヤ書6章1節から3節までに描かれる、司祭長である主イイスス・ハリストス(イエス・キリストのギリシア語読み)の傍に翼をたたんで奉事する天使セラフィムの姿を、翼を帯で模すことによって象るものである。このことに、副輔祭が司祭長である主教の傍らで奉事する者であることが示されている。
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