確定と活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 14:19 UTC 版)
単に海岸を確保するだけでなく、これを強化して橋頭堡として構築するに至らなければ、水陸両用作戦は成功とは言えない。MEFを投入した作戦の場合、通常は幅50キロ・深さ30キロ程度の橋頭堡が構築され、最初の上陸から2・3日後には飛行場も完成する。しばらくは上陸した海岸からの補給が継続されるが、舟艇やヘリコプターによる輸送はコストが高く輸送可能量も限られるため、可能なら敵の港湾施設を占領するか、工兵隊によって臨時埠頭を構築することもある。また輸送車両も陸揚げして、前線部隊への後方支援も継続しなければならない。 このようにして「確定」の段階が終了すると「活用」の段階に入り、橋頭堡の軍事力は、そこからの進攻を開始することになる。この段階以降では、水陸両用作戦は陸上戦闘の性質が色濃くなっていく。
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