石塚古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 20:54 UTC 版)
石塚古墳(いしづかこふん、葉室石塚古墳、位置)は、円墳(旧説では方墳)。墳丘は直径30メートル、高さ4メートルを測る。墳丘表面で埴輪は検出されていないが、葺石と推測される石の散在が認められる。主体部の埋葬施設は横穴式石室であるが、現在までに破壊されている。石室は全長10.6メートル、玄室長さ6.1メートル・幅2.1メートル・高さ2.6メートル、羨道幅1.7メートル・高さ1.8メートルを測った。岩屋山式石室と類似点は見られるがやや先行する形式とされる。また玄室には家形石棺、羨道には木棺が存在したという。出土品として、須恵器2点として坩および長頸壺(頸部残片)のみが伝わる。築造時期は6世紀末-7世紀初頭頃と推定される。
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