真筆と諸版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 08:57 UTC 版)
道元真筆とされるものは、正法眼蔵嗣書(しょうぼうげんぞうししょ、伊予西条藩松平家旧蔵→里見忠三郎旧蔵、現在は駒澤大学禅文化歴史博物館所蔵)、正法眼蔵「山水経」(愛知県全久院所蔵)など10数種が残っている。また、道元の死後直後から、後継者らにより頻繁に書写され、各地に分散していく。現在では以下6系統が確認されている。 75巻本 12巻本(百八法明門がある) 60巻本 卍山本 80巻本 95巻本 最後に開版(出版)された95巻本には、『正法眼蔵』とは呼べない文章も混入している。 大久保道舟など識者の精緻な研究結果から、旧稿75巻+新稿12巻に整理され、学会で合意されている。
※この「真筆と諸版」の解説は、「正法眼蔵」の解説の一部です。
「真筆と諸版」を含む「正法眼蔵」の記事については、「正法眼蔵」の概要を参照ください。
- 真筆と諸版のページへのリンク