県庁前停留場 (高知県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 04:57 UTC 版)
県庁前停留場* | |
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はりまや橋方面行きのホーム
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けんちょうまえ Kencho mae |
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◄高知城前 (0.2 km)
(0.3 km) グランド通►
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所在地 | 高知県高知市本町 |
所属事業者 | とさでん交通 |
所属路線 | 伊野線 |
キロ程 | 1.0 km(はりまや橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1904年(明治37年)5月2日 |
* 開業時は本町上一丁目停留場
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県庁前停留場(けんちょうまえていりゅうじょう)は、高知県高知市本町にあるとさでん交通伊野線の路面電車停留場。高知市役所も近いことから、「県庁・市役所前」と案内される場合がある。
歴史
当停留場は1904年(明治37年)、とさでん交通の前身である土佐電気鉄道によって路線が開通したのに合わせて開業した[1]。当時の停留場名は本町上一丁目停留場(ほんまちかみいっちょうめていりゅうじょう)で[1][2]、県庁前停留場に改称した時期については不詳である[3]。
年表
- 1904年(明治37年)5月2日:土佐電気鉄道本町線の開業に合わせて、本町上一丁目停留場として開業[1]。
- 時期不詳:県庁前停留場に改称[3]。
- 2014年(平成26年)10月1日:土佐電気鉄道が高知県交通・土佐電ドリームサービスと経営統合し、とさでん交通が発足[4]。とさでん交通の停留場となる。
停留場構造

県庁前停留場は伊野線の併用軌道区間にあり、道路上にホームが設けられている。ホームは2面あり、東西方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配されているが、互いのホーム位置は東西方向にずれている[5]。東にあるのがはりまや橋方面行きのホーム、西にあるのが伊野方面行きのホームである[5]。
停留場周辺
停留場は電車通りと南北の通りが交わる交差点に置かれている。交差点からは高知城の天守閣を望むことができ[6]、隣の高知城前停留場が1978年に公園通停留場から改称する前は、高知城を訪れる観光客が当停留場で下車することが多かった[7]。交差点より北の通り沿いには、高知県庁をはじめ高知市役所など官公庁の建物が立ち並ぶ[6]。通りの南端は鏡川の土手にあたり、河畔には山内神社や旧山内家下屋敷長屋がある[6]。
隣の停留場
脚注
- ^ a b c 『土佐電鉄が走る街 今昔』98・156-158頁
- ^ 服部重敬(編著)『路面電車新時代 LRTへの軌跡』山海堂、2006年、296頁。ISBN 4-381-01816-8。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、60頁。 ISBN 978-4-10-790029-6。
- ^ 上野宏人 (2014年10月2日). “とさでん交通:「再出発」 「便利な市民の足に」高知で設立式 新デザインの車両披露”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ a b 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第2巻 四国西部エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年、41,92頁。 ISBN 978-4-06-295161-6。
- ^ a b c 『土佐電鉄が走る街 今昔』32頁
- ^ 『路面電車はゆく 高知』高知新聞社、1998年、88頁。 ISBN 4-87503-268-4。
参考文献
- 土佐電鉄の電車とまちを愛する会『土佐電鉄が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2006年。 ISBN 4-533-06411-6。
関連項目
- 県庁前停留場_(高知県)のページへのリンク