直接受身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/07 04:18 UTC 版)
直接受身は、能動文における直接目的語または間接目的語を主語にするものである。 先生に怒られた。 この会社は1976年に設立された。 犬にかみつかれた。 プレゼントを渡された。 元の動作の主語(動作主)を表示するには「に」を用いるのが一般的だが、事物の属性を説明する場合などは「によって」が用いられる。また元の主語からの物の移動(授受)を表す場合は「から」を用いることができる。 日本語の直接受身の用法には、英語などの受動態に比較して制限がある。受動態の主語(被動作者)として使えるのは主に人(有情物)であり、事物を主語にする「この会社は1976年に設立された」などの言い方は、主として明治以降に翻訳用に用いられるようになったものである。
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