盟神探湯の類話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 03:51 UTC 版)
火によって有罪無罪を確かめる盟神探湯の類型は、『古事記』にもすでにみられる。木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は瓊々杵命(ニニギノミコト)の子を身ごもったが、瓊々杵命は、たった一夜の契りで身ごもったことに不信をいだき、自分の子ではなく国津神(クニツカミ)の子ではないかと疑った。これに対して、木花咲耶姫は「もし、国津神の子なら無事に出産できないでしょう。天津神(アマツカミ)である瓊々杵命の子なら無事に出産できるでしょう」と言い残し、隙間をすべて壁土で塞いだ無戸室に入り出産の準備をした。木花咲耶姫は産気づいたところで室に火を放ち、炎の中で無事に子を産み落とし貞操を証明した。
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