田子前館(牛尾館)
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田子前館は、明応年間(1492年-1501年)に第20代当主・南部信時が引退を機に、同地にあった佐々木氏(笹木氏)の居館を接収して南部氏のものとなったと伝えられる。以後およそ100年間、光康・高信・信直まで当主が代々利用した。慶長3年(1598年)の『館持御支配帳』には「田子前館 三百石 南部信直」とある。 永禄年間(1558年 - 1570年)の南部氏内訌時の館主は信直であり、第27代当主となる嫡男の南部利直も同所で生まれた。天正10年(1582年)に信直は三戸南部氏26代を継承して三戸城に移るが、その後も別館として使用された。 1984年(昭和59年)3月6日に田子町指定史跡。
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