除草機,田均機 (じょそうき,たならしき)
従来の回転除草機は、畦間の除草は満足すべき程度の作業ができたが、株間の除草は殆どできないのが欠点とされていた。それを解決したのが株間除草機である。本器の原理は、特有の形態をした立て軸回転爪2個の間に稲株を傷めないように抱き込み、株間の土壌は、回転爪の回転でかくはんすることにより除草する。これは、昭和30年から33年にかけて全国的に急速に普及したが、除草剤の出現により消滅した。地方名は、田均し機という。前後に同一形の除草回転爪2対を配したもので、より徹底した株間除草機といえる。大正10年頃から昭和40年頃まで使用された。滑走板の全幅38cm、(1つの幅14.8cm)長さ24cm、柄の長さ129cm、重さ5.6kgである。 |
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