甦る世界 (英語版)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 16:13 UTC 版)
『甦る世界 (The World Became the World)』 | ||||
---|---|---|---|---|
P.F.M. の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1973年11月-1974年2月 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | マンティコア・レコード | |||
プロデュース |
P.F.M. クラウディオ・ファビ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
allmusic ![]() | ||||
P.F.M. アルバム 年表 | ||||
|
『甦る世界』(The World Became the World)は、イタリアのロック・バンドであるP.F.M.ことプレミアータ・フォルネリア・マルコーニが1974年に発表したアルバムである。
本作制作後にイタリア語版に相当するアルバム"L'isola di niente"が制作された[注釈 1]。
概要
P.F.M.は1972年にイタリアでセカンド・アルバム『友よ』を発表後、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)のマンティコア・レコードと契約を結んだ。そして1973年9月に、『友よ』の英語版にほぼ相当する[注釈 2]アルバム『幻の映像』を発表して海外デビューを果たした。
彼等は同年11月から翌年2月にかけて、ロンドンのアドヴィジョン・スタジオで本作を制作した。詩人のピーター・シンフィールドが『幻の映像』に続いて英語詞を担当した。タイトル曲「甦る世界」はイタリアでのデビュー・アルバム『幻想物語』(1972年)の収録曲「九月の情景」(Impressioni Di Settembre)にシンフィールドが英語詞を付けた楽曲である。
彼等は1月に一旦帰国し、既にイタリア語版が存在する「甦る世界」以外の5曲のイタリア語版をミラノのフォノラマ・スタジオで制作して"L'isola di niente"を完成した。
本作は1974年5月にマンティコア・レコードから発表された[注釈 3]。日本では1974年にLP(P-8444M)[1]、2000年にビクターエンタテインメントから再発CD(VICP-60971)[2]が発売された[注釈 4]。
収録曲
オリジナルLP
CD
# | タイトル | 作詞・作曲 | "L'isola di niente" | 時間 |
---|---|---|---|---|
1. | 「マウンテン The Mountain」 | Franco Mussida, Flavio Premoli, Mauro Pagani, Peter Sinfield | 「幻の島 L'isola di niente」 | |
2. | 「通りすぎる人々 Just Look Away」 | Mussida, Premoli, Pagani, Sinfield | 「ドルチッシマ・マリア Dolcissima Maria」 | |
3. | 「甦る世界 The World Became The World」 | Mussida, Pagani, Sinfield | ||
4. | 「原始への回帰 Four Holes in the Ground」 | Mussida, Premoli, Pagani, Sinfield | 「新月 La Luna Nuova」 | |
5. | 「困惑 Is My Face on Straight」 | Mussida, Premoli, Sinfield | 「困惑 Is My Face on Straight」 | |
6. | 「望むものすべては得られない Have Your Cake and Beat it」 | Mussida, Premoli | 「ルミエール通り Via Lumiere」 | |
合計時間: |
参加メンバー
- フランコ・ムッシーダ Franco Mussida – ギター、リード・ヴォーカル
- フラヴィオ・プレーモリ Flavio Premoli – キーボード、リード・ヴォーカル
- マウロ・パガーニ Mauro Pagani – ヴァイオリン、フルート、ヴォーカル
- パトリック・ジヴァス Patrick Djivas – ベース、ヴォーカル
- フランツ・ディ・チョッチョ Franz Di Cioccio – ドラムス、パーカッション、ヴォーカル
脚注
注釈
出典
- 甦る世界_(英語版)のページへのリンク