環境の悪化と改善への取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:47 UTC 版)
「中川運河」の記事における「環境の悪化と改善への取り組み」の解説
名古屋市では、以前から中川運河の水質改善などに取り組んでいるが、毎年、数千から数十万匹の死魚の発生が確認されている。2006年(平成18年)の名古屋市環境局の調査では、夏期に上層水温が上昇することで比重や塩分濃度の違いが大きくなり、上・下層の攪拌が少なくなるのに加えて、プランクトンの死骸を分解する細菌の活動が活発化して下部の溶存酸素量が減少することなどが原因と考えられている。なお、2021年(令和3年)の死魚発生数は減少傾向にある。 2004年(平成16年)から改築工事によって運転を停止していた露橋水処理センターが2017年(平成29年)には再稼働したものの、根本的な水質改善には至っていない。
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