理想的な水の蒸気圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 05:00 UTC 版)
他の液体と同様に蒸気圧が周囲の大気圧まで達すると水は沸騰する。高度が高い場所では大気圧が低くなるため、水は低い温度で沸騰する。大気圧 P と水の沸点 θbp の関係は log 10 ( P / Torr ) = 8.07131 − 1730.63 233.426 + θ bp / ∘ C {\displaystyle \log _{10}(P/{\text{Torr}})=8.07131-{\frac {1730.63}{233.426+\theta _{\text{bp}}/{}^{\circ }{\text{C}}}}} θ bp / ∘ C = 1730.63 8.07131 − log 10 ( P / Torr ) − 233.426 {\displaystyle \theta _{\text{bp}}/{}^{\circ }{\text{C}}={\frac {1730.63}{8.07131-\log _{10}(P/{\text{Torr}})}}-233.426} によって近似される。この近似式はアントワン式と呼ばれる実験式である。用いる単位と対数の底によって各係数が異なり、上の式では大気圧 P にトル(Torr)、沸点 θbp にセルシウス度(°C)を用いており、常用対数であることに注意。 近似式はほかにも様々なものが提案されている。例としてはTetens (1930)によるもの(飽和水蒸気量を参照)などがある。 各温度における水の蒸気圧温度 θ /°C水の蒸気圧 f /hPa温度 θ /°C水の蒸気圧 f /hPa0 6.10 80 475 5 8.71 90 701 10 12.25 100 1013 15 17.01 110 1432 20 23.32 120 1989 30 42.31 130 2710 35 56.04 140 3631 40 73.48 150 4791
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