現代の自動ピアノ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:45 UTC 版)
近年の録音できるピアノの進歩は、巻紙ではなく録音したり繰り返し再生のできる磁気式のテープやフロッピーディスクによってなされてきた。ベーゼンドルファー製のものは、コンピュータ制御によって繰り返し再生がしやすくなっている。現代の自動ピアノのほとんどは、コンピュータと連動した働きをするためにMIDIが使われている。多くの自動ピアノはMIDIファイルの録音・再生だけでなく、フロッピーディスクやCD-ROM(またはその両方)にコピーできる装置やコンピュータがピアノにより複雑な命令を送ることを可能にするMIDIインターフェースがついている。MIDIファイルは、ピアノ内部のキーアクションに取り付けられた機械的な小さなピストンを電気で動かすことのできるソレノイドという電磁式の装置を動かすことができる。昔のピアノ・ロールから転換された音楽を含むMIDIファイルはインターネットで購入することができる。2006年、ピアノディスクやピアノメーションといったピアノ転換キットが発売され、このキットを使うと、普通のピアノをコンピュータ制御の自動ピアノにすることができる。通常、ピアノの鍵盤にこれらのパーツを取り付けるには、ピアノの底を切って開ける作業も必要になるが、Logos Foundation製のパーツは、外部から取り付けることができ、持ち運びが可能である。
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