王将位奪取とA級復帰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:31 UTC 版)
第66期(2016年度)王将戦の挑戦者決定リーグ戦で1位となり、郷田真隆王将への挑戦権を獲得した。七番勝負は4勝2敗で久保が制し、6期ぶりに王将位に返り咲いた。 2017年2月16日、第75期順位戦B級1組で8勝3敗となり、13回戦を残しA級への復帰が決定した。 2017年度は、第25期銀河戦の決勝で、羽生善治に勝利し優勝。第76期順位戦A級では、最終局前時点で豊島将之と共に6勝3敗の成績トップであったが、最終局で久保と豊島がどちらも敗れたことにより、6勝4敗で並んだ6人(豊島将之、久保利明、佐藤康光、広瀬章人、羽生善治、稲葉陽)による挑戦者決定プレーオフとなった。プレーオフでは豊島に敗れ、名人への挑戦権は得られなかった。第67期王将戦では、2018年3月15日に行われた七番勝負第6局で挑戦者の豊島将之を下し、4勝2敗で王将位を防衛した(連覇、通算4期)。 2018年度は、第68期王将戦で渡辺明の挑戦を受け、0勝4敗のストレート負けでタイトルを失冠した。 2019年度は、第78期順位戦A級では、2勝7敗のクラス10位(最下位)でB級1組へ降級する結果となった。 2020年度は、第68期王座戦で挑戦者決定トーナメントを勝ち抜く。決勝戦で渡辺明を破り、13年ぶり3度目となる挑戦権を獲得し、永瀬拓矢王座との五番勝負を挑むこととなった。結果は、2勝3敗のフルセットの末、敗れた。
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