王墓の上石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 17:08 UTC 版)
公園内の東の一角にある大石。1899年に、この大石の下の甕棺墓からおよそ30面の中国の前漢鏡、また銅剣2本、銅矛5本、銅戈1本、中国からもたらされたであろうガラス璧(へき)、日本産のガラス勾玉1個、ガラス管玉多数などの多数の副葬品とともに甕棺墓が検出されたことで、これが厚葬墓(王墓)の上石(うわいし)であるものと判明した。大石は甕棺墓の上に標石状にのせられていたものと考えられ、発見時の記録とその後の周辺の調査から、王墓が方形の墳丘墓であったことも判明した。1998年に移設され以後の姿に至っている。
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