猿回しが登場する作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 22:00 UTC 版)
浄瑠璃『近頃河原の達引』- 心中を扱った浄瑠璃作品で、人形浄瑠璃や歌舞伎の人気演目のひとつ。主人公の遊女の兄として猿回しの与次郎が登場し、盲目の母を助ける孝行者として描かれる。この話は実話を元に創作されたもので、ある心中事件があった元文3年に、京都の東堀川に住んでいた丹後屋佐吉という猿回しが盲目の母親に孝行を尽くしたことで表彰され、それらを題材に作られた。与次郎というのは京都の非人頭の通称で、享保年間に名高かった「叩きの与次郎(門口で扇を叩きながら祝言や歌を披露して生活する人たちのことで、京都悲田院の与次郎が始めたことからそう呼ばれた)」から名を借りて使われた。 落語『堀川(猿回し、堀川猿回しとも)』- 上記の『近頃河原達引』をパロディにした落語。
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