独特の木版技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 03:29 UTC 版)
「彼の技法は、シナベニヤに下図を描き、明るくする部分にはクリヤー・ラッカーを塗り、彫版後、墨汁と糊の混合物を版面に塗り、シルクのスキージーで平面部分をしごき、木版用プレスで摺る。この墨版を転写し色版を彫り、色版はすべてバレンで摺り、最後に最初の墨版工程をのせて、伝統木版にない鋭さ、強さを出す。独創的な木版凹版により情念と思念の斬新なイメージを展開する有望作家」(『版画事典』室伏哲郎著 1985年東京書籍刊) 河内成幸の文字通り伝統にない独創的で複雑なこの凹版刷りは、外の追従を許さないものがある。
※この「独特の木版技法」の解説は、「河内成幸」の解説の一部です。
「独特の木版技法」を含む「河内成幸」の記事については、「河内成幸」の概要を参照ください。
- 独特の木版技法のページへのリンク