特許を巡る紛争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 00:14 UTC 版)
「ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット」の記事における「特許を巡る紛争」の解説
1841年2月、タルボットはカロタイプについての特許を取得した。当初、彼は特許使用料を一回に対し20ポンドで売っていたが、後にこれを4ポンドに引き下げ、撮った写真を彼の元に届けた者に対しては無料にする措置をとった。しかし職業写真家は最大で年300ポンドの特許使用料を彼に払うことになっていた。タルボットの特許料稼ぎは広い範囲から批判され、特にフレデリック・スコット・アーチャーが1851年にガラス板を使ったネガポジ式写真製法・コロジオン法(湿式コロジオン法)を発明した後のタルボットの振る舞いには非難が沸き起こった。タルボットは、アーチャーが発明した技法を使う者はカロタイプの特許使用料を払わなければならないと宣言したのである(アーチャーは逆に、コロジオン法の特許を決して取得しようとしなかった)。
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