片方の折れた牙の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 15:06 UTC 版)
片方の牙が折れている理由には複数の神話があるが、もっとも有名なものは以下のものである。 「マハーバーラタ」の著者とされるヴィヤーサは文字を書くことが出来なかった。このため、ブラフマーがガネーシャをヴィヤーサのもとに遣わしマハーバーラタを口述筆記をさせた。このとき、ガネーシャは自ら右の牙を折り、その牙で執筆したとされる。 ヴィシュヌの化身の1人であるパラシュラーマが、シヴァから与えられた斧で攻撃し、それを回避しては不敬であたるので、敢えて一本の牙で受け止めたために折れた。 籠で運ばれているときに振り落とされて頭から落ちて折れてしまった。 夜道で転倒した際にお腹の中の菓子(モーダカ)が飛び出て転げたのを月に嘲笑されたために、自らの牙を一本折ってそれを月に投げつけた。
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