片山家の弁柄業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 16:59 UTC 版)
歴史 1759年(宝暦9年)創業。 1772年(安永元年)中野村字相山にベンガラ(弁柄)工場を建設。 1848年(嘉永元年)弁柄業に必要な薪が豊富な吹屋村三ノ市の山の中で工場を操業。 1877年(明治10年)片山家で生産した弁柄を「第一回内國勧業博覧会」に出品し、品質優良として第一等の褒状を授与される。 1971年(昭和46年)弁柄の製造を中止。 片山家では、田村家や長尾家と同様、工場で生産された弁柄を発送するまでの工程は住み込みの職人が行っていた。 弁柄の生産に必要な緑礬(ローハ、りょくばん)の生産も行っていた。 「弁柄仲間焼種買入表」(1960年(明治25年))より、片山家は吹屋弁柄業者全体で最も緑礬を購入していた(全体の約30%以上)。
※この「片山家の弁柄業」の解説は、「旧片山家住宅」の解説の一部です。
「片山家の弁柄業」を含む「旧片山家住宅」の記事については、「旧片山家住宅」の概要を参照ください。
- 片山家の弁柄業のページへのリンク