父・王隆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 15:51 UTC 版)
王隆(ワン・リュン)は松嶽(ソルガム・現在の開城)を拠点に半島西南の海岸部で貿易で財をなす豪族となった。王建は乾符4年(新羅の憲康王3年)1月31日に王隆と威粛王后との間に生まれた。王建が生まれた時、母はすでに死去しており墓の下に埋葬された後だった。生まれたばかりの赤ん坊だった王建は、棺の蓋や墓石を押しのけて地上に出た。これは王権の始祖が玉・丸石・卵・岩石などから生まれるというイラン系の王権起源譚に、南方系の死体化成神話や太陽復活神話が混合したものである。
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