ね・る【練る/×煉る】
読み方:ねる
[動ラ五(四)]
1 熱を加えて、むらのないようにこね固める。また、こねまぜて、粘りけが出るようにする。「あんを—・る」「のりを—・る」「粘土を—・る」
2 (練る)生絹(きぎぬ)を灰汁(あく)などで煮てしなやかにする。「—・った絹」
3 皮類をなめす。なめし革にする。「皮を—・る」
4 (「錬る」とも書く)金属に焼きを入れて硬質なものに鍛える。「鉄を—・る」「刀を—・る」
5 さらによいものにするために内容を検討したり、手を加えたりする。「計画を—・る」「文章を—・る」
6 学問や技芸などを鍛えみがく。修養・経験などを積む。練磨する。「技を—・る」「腕を—・る」
7 (「邌る」とも書く)
㋐そろそろと行く。また、行列を整えてゆっくり進む。「楽隊が町を—・っていく」
「かの丘に萩刈るをのこ縄をなみ—・るやねり麻(そ)の砕けてぞ思ふ」〈拾遺・恋三〉
「潮(うしほ)—・るかまどの煙気(け)をぬるみ雪もたまらぬ海人(あま)のあばら屋」〈夫木・三五〉
[可能] ねれる
煉る
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