無権代理人の責任の効果とは? わかりやすく解説

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無権代理人の責任の効果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 19:27 UTC 版)

無権代理」の記事における「無権代理人の責任の効果」の解説

無権代理人は、相手方選択従い履行又は損害賠償をなす責任を負う1171項)。履行不能となっている場合損害賠償責任のみ追及できる。判例無権代理人損害賠償責任信頼利益だけでなく履行代わるべき損害賠償すべきとしており履行利益説をとる。ただ、無権代理人無資力損害賠償などの引き当てになるような見るべき財産がない状態)である場合相手方十分な救済を得ることはできない本人Aと代理人とされる)Bとの間に代理権授与あったかどうかがあやしい場合相手方Cが訴訟提起する場合、Cには前訴で代理人(として)Bに訴訟告知をすることができる。Bは有権代理のとき責任負わず無権代理のときCに責任を負うので、補助参加をしてCに(代理権存在、Aの追認主張等をして)味方することになる。Cが前訴で無権代理であるとしてAに敗訴し後訴でBに無権代理責任追及をすると、前訴で補助参加したBは参加効力により有権代理主張できない民事訴訟法46条)。 なお、有権代理無権代理かは法律上併存しないので、相手方二つ請求について同時審判の申出をすることができる(民事訴訟法41条)。

※この「無権代理人の責任の効果」の解説は、「無権代理」の解説の一部です。
「無権代理人の責任の効果」を含む「無権代理」の記事については、「無権代理」の概要を参照ください。

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