無意識の餌付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 14:23 UTC 版)
野生動物被害との関連で問題になっているものに意識しない餌付けがある。たとえば果実畑において、出荷されなかった果実を畑の片隅に放置すれば、動物がこれを食べにくることが考えられる。その結果この果実はその動物の餌のリストに加えられ、また畑は採食の場と認識されることになる。結果として畑の作物で餌付けをしたのと同じことになるであろう。 また、過疎によって人目が少なくなったことから、お墓のお供え物や庭先の柿、ゴミ捨て場の残飯なども動物が食べに来やすくなったこともこのような効果をもつ。 また、例えばキャンプの際の食物ゴミなどを安易に放置すれば、これも動物が食べることがある。結果として、人間のそばに餌があることを動物が学習すると、それがクマであればクマが人間のいる場に接近する原因となり、ひいては接触による事故を増加させる恐れがある。そのため、自然公園などでは食物や残飯の処理に注意するように指導されている例がある。(※後述の問題点も参照)
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