炭疽症の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 13:44 UTC 版)
皮膚炭疽症 炭疽菌が顔、首、手などの皮膚の小さな傷から侵入すると、1 - 7日後ニキビ様の小さな掻痒性または無痛性の丘疹が現れ、周囲には発疹と浮腫が現われる。丘疹は崩壊し潰瘍となり黒いかさぶたを形成し、高熱が出る。炭疽症の大部分はこれに含まれる。 未治療の場合の致死率は10 - 20% 肺炭疽症 炭疽菌が空気とともに肺に吸入された場合、インフルエンザ様症状を示し高熱、咳、膿や血痰を出し呼吸困難となる。 未治療での致死率が非常に高く、90%以上である。(参考:エボラ出血熱の致死率は40 - 70%) 腸炭疽症 炭疽菌が食物とともに口から入ると、頸部のリンパ節炎、腹水貯留、高熱、吐血、腹部の激痛、激しい下痢(膿や血が混じる)がおこる。 未治療での致死率は25 - 50%
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