漆刷毛製作
漆刷毛製作
<うるしばけせいさく>
区分
選定保存技術
保持者
泉清二
<いずみ せいじ>
(雅号 九世 泉清吉)
<いずみ せいきち>
(埼玉県)
解説
漆塗の技術には,刷毛むらがなく均一に塗れて塵一つ無いことが求められ,漆塗に用いられる漆刷毛も極めて入念な手作業で作られる。漆刷毛には,主として人間の毛髪が用いられる。漆が嫌う油気がなく,薬品による傷みもない,髪の毛を切ってから長い間乾燥させた日本女性の髪が最適であるといわれる。良く選別された毛髪を糊漆で固め,檜板で合わせて十分に締め付け,最後に鉋で整形して仕上げる。各地の塗り方の特色によって製法をかえるなど,漆刷毛製作技術の修得には長い経験を要する。
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