溶融製錬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/26 03:40 UTC 版)
溶融製錬(略して、溶錬ともいう)では、少なくとも一つの融体相中で熱を加えて目的の反応を行わせる。 金属酸化物はコークスや木炭といった炭素を加えて加熱することにより、溶錬される。炭素が還元剤となり、金属酸化物から酸素を取り除き二酸化炭素とするつことで、粗金属が残される。現在心配されることとしては、温室効果ガスである二酸化炭素ガスが発生されることのみである。 炭酸鉱は木炭で溶錬されるが、事前にか焼が必要な場合もある。 その他の物質を溶剤(フラックス)として加える必要がある場合もある。溶剤は酸化鉱の融解と、不純物と反応することによるスラグの生成を助ける。溶剤としては、ケイ素化合物等が利用される。 溶錬は金属の融点を超えた温度で行われるのが普通であるが、鉱石とその他の装入物により、プロセスは様々である。
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