源氏釈の巻序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/24 04:14 UTC 版)
源氏物語の注釈書として最も成立時期が古く、「注釈の始め」ともされる源氏釈(前田本)による巻序は以下のような特徴を持っている。 玉鬘の並びの最後「槇柱」の後に「桜人」なる現存しない巻の巻名を挙げて、「蛍の次にあるべし」と注釈を加えている。 「廿五 幻」の後がすぐ「廿七 匂兵部卿」となっており、雲隠があるはずの「廿六」が存在せず「欠番」になっている。 「総角」を「椎本」の並びの巻にしている。 「三十六 夢浮橋」の後に続く巻として、「三十七」に「のりのし」なる巻が巻名のみ挙げられている。
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