湯浅博雄とは? わかりやすく解説

湯浅博雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/27 02:41 UTC 版)

湯浅 博雄(ゆあさ ひろお、1947年11月18日 - )は、日本フランス文学者、翻訳家東京大学名誉教授。

主としてアルチュール・ランボー及びジョルジュ・バタイユモーリス・ブランショを研究、翻訳するほか、詩や現代思想も翻訳している。

略歴

香川県生まれ。

  • 1972年、東京大学文学部仏文科卒業、同大学院修士課程修了
  • 1974年から1978年、パリ大学に留学しPh.D取得
  • 1986年、東京大学教養学部助教授
  • 1993年、東京大学教授
  • 2012年、定年退任、名誉教授
  • 2015年、獨協大学特任教授 外国語学部フランス語学科

著書

  • 『未知なるもの=他なるもの ランボーバタイユ小林秀雄をめぐって』(哲学書房) 1988
  • 『他者と共同体』(未來社) 1992
  • 『反復論序説』(未來社) 1996
  • 『バタイユ 消尽』(講談社、現代思想の冒険者たち11) 1997、のち講談社学術文庫 2006
  • 『ランボー論 <新しい韻文詩>から<地獄の一季節>へ 評論集』(思潮社) 1999
  • 『聖なるものと〈永遠回帰〉』(ちくま学芸文庫) 2004:書き下ろし
  • 『応答する呼びかけ 言葉の文学的次元から他者関係の次元へ』(未來社) 2009
  • 『翻訳のポイエーシス 他者の詩学』(未來社) 2012 
  • 『贈与の系譜学』(講談社選書メチエ) 2020

翻訳

  • 『アルチュール・ランボー 生涯と作品』(M・A・リュフ、村山千恵共訳、人文書院) 1980
  • 『ニーチェ』(ジル・ドゥルーズ、朝日出版社) 1985、のちちくま学芸文庫 1998
  • 『宗教の理論』(ジョルジュ・バタイユ人文書院) 1985、のちちくま学芸文庫 2002
  • 『アルチュール・ランボー』(ピエール・プチフィス、中安ちか子共訳、筑摩書房) 1986
  • 『エロティシズムの歴史 - 普遍経済論の試み 第2巻』(バタイユ、中地義和共訳、哲学書房) 1987、のち新版 2001、のちちくま学芸文庫 2011
  • 『至高性 呪われた部分 - 普遍経済論の試み 第3巻』(バタイユ、人文書院) 1990
  • 『パッション』(ジャック・デリダ、未來社) 2001
  • 『エコノミメーシス』(ジャック・デリダ、小森謙一郎共訳、未來社) 2006
  • 『ランボー全集』全1巻(平井啓之, 中地義和, 川那部保明共訳、青土社) 2006
  • 『信と知 たんなる理性の限界における「宗教」の二源泉』(ジャック・デリダ、大西雅一郎共訳、未來社) 2016
  • 『終わりなき対話』全3巻(モーリス・ブランショ、共訳、筑摩書房) 2016 - 2017

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「湯浅博雄」の関連用語

湯浅博雄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



湯浅博雄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの湯浅博雄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS