湯段温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/15 04:32 UTC 版)
| 温泉情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 青森県弘前市 |
| 交通 | JR奥羽本線弘前駅より路線バスで50分で嶽温泉へ。そこから徒歩約20分 |
| 泉質 | 塩化物泉 |
| 泉温(摂氏) | 42 °C |
| 宿泊施設数 | 2 |
湯段温泉(ゆだんおんせん)は、青森県弘前市(旧中津軽郡岩木町)常盤野にある温泉。
泉質
効能
温泉街
3軒の旅館があり、うち1軒は現在は日帰りのみ受付[2]。かつては共同浴場が宿泊施設の中心に存在した[3]が現存しない。
嶽温泉より南西に1キロ半の地点にある。かつては嶽温泉の長湯治の際、肌を整えるために湯段温泉に入浴することも多かったという[2]。
周辺は山菜狩りやきのこ狩りの名所であり[4]、南西500メートルの地点には黒滝渓流がある。
歴史
この温泉は享保9年(1724年)、賀田村(青森県岩木町)の柴田長兵衛が発見した。柴田長兵衛に温泉の小屋主を命じられた[5]。嶽温泉とともに、湯治場として知られた。
1963年時点では共同浴場2軒のまわりを客舎5軒が囲む形であり、5軒のうち1軒(長兵衛旅館)は内湯を持っていた[6]。
1988年時点では旅館4軒(長兵衛旅館、静明館、新栄館、湯段ホテル)があった[7]。このうち長兵衛旅館は柴田長兵衛の子孫にあたり、他3軒は分家してできたといわれる[7]。
アクセス
周辺
- 津軽岩木スカイライン
- 嶽温泉
- 百沢温泉
- 岩木青少年スポーツセンター
脚注
- ^ a b ふるさとの文化遺産『郷土資料事典』2、58頁
- ^ a b “岩木山麓、癒しの温泉たち。”. 岩木山観光協会. 2025年11月14日閲覧。
- ^ 『湯治場』朝日新聞社、1979年9月、16頁。doi:10.11501/12277074。
- ^ 『日本大百科全書』 第23巻、小学館、1989年、452頁。doi:10.11501/12405202。
- ^ 『「菅江真澄」読本』, 第 4 巻, 田口昌樹, 無明舎出版, 1994
- ^ 『わがふるさと:新津軽風土記 第4編』陸奥新報社、1963年、193-195頁。doi:10.11501/3029720。
- ^ a b 『いで湯めぐり:青森県名湯75選』グラフ青森社、1988年8月、104-105頁。doi:10.11501/13236732。
関連項目
外部リンク
- 湯段温泉郷 - 岩木山観光協会
固有名詞の分類
- 湯段温泉のページへのリンク