測定と算出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 05:03 UTC 版)
通常はT-Bilと直接ビリルビンのみを測定し、間接ビリルビンはT-Bilから直接ビリルビンを差し引いて算出する。血中のT-Bil濃度が高い病態を高ビリルビン血症、血中の直接ビリルビン濃度が高い病態を高直接ビリルビン血症、血中の間接ビリルビン濃度が高い病態を高間接ビリルビン血症という。正常値は概ね、T-Bilが1mg/dL以下、直接ビリルビンが0.2mg/dL以下、間接ビリルビンが0.8mg/dL以下。 検査法による名称略称抱合の有無による名称極性毒性正常値 (mg/dL)総ビリルビン T-Bil 〜1 間接ビリルビン 間ビ 非抱合型 脂溶性 あり 〜0.8 直接ビリルビン 直ビ 抱合型 水溶性 なし 〜0.2 なお、英語版Wikipediaでは、ビリルビンは基本的に排泄物であるので適正な血中濃度というものはないが、いくつかの成人での血中濃度範囲例を下表のように示している。 血中濃度単位 μmol/L mg/dL 総ビリルビン 5.1–17.0 0.2-1.9, 0.3–1.0, 0.1-1.2 直接ビリルビン 1.0–5.1 0-0.3, 0.1–0.3, 0.1-0.4
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