ペットボトル症候群
(清涼飲料水ケトアシドーシス から転送)
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ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英: Pet Bottle Syndrome[1])は、スポーツドリンク、清涼飲料水を大量に飲み続けることによって起こる、急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、みかんの缶詰やアイスクリームなど、糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている[2]。
- ^ a b 澤田雅彦、丸山太郎、北澤吉明、前田憲男、岩崎良二、鈴木裕也、「肺梗塞を合併して死亡した“ペットボトル症候群”の1剖検例」『糖尿病』 1996年 39巻 6号 p.431 - 437、doi:10.11213/tonyobyo1958.39.431
- ^ 大濱俊彦、金城一志、知念希和、曽爾浩太郎、武田英希、諸見里拓宏、張同輝、宮平健、 「みかん缶詰・アイスクリームの大量摂取を契機に清涼飲料水ケトーシスと同様の病態を来たした1例」『糖尿病』 2009年 52巻 3号 p.255 - 258、日本糖尿病学会、doi:10.11213/tonyobyo.52.255、NAID 10024929720
- ^ Nutrition and the Prevention of Chronic Diseases、pp.56 - 57
WHO/FAOレポートでは"free sugar"を"all monosaccharides(単糖類) and disaccharides(二糖類) added to foods by the manufacturer、cook or consumer、plus sugars naturally present in honey、syrups and fruit juices"と定義している。村上直久『世界は食の安全を守れるか―食品パニックと危機管理』(平凡社新書)151頁。ISBN 978-4582852370。 - ^ 「糖尿病・代謝 -清涼飲料水ケトーシスを契機に診断されたCushing病の一例-」『日本内分泌学会雑誌』 Vol.85(2009) No.Supplement-1 特集号 第19回臨床内分泌代謝Update Proceeding p.152 - 172、doi:10.1507/endocrine.85.Supplement-1_152
- ^ 高光義博、「代謝性アシドーシス」『日本内科学会雑誌』 Vol.86(1997) No.10、doi:10.2169/naika.86.1873
- ^ 清涼飲料水ケトーシスとは! - 久留米大学医学部医学科
- ^ 蘆立恵子、川村光信、東田寿子、宮崎滋、平意結喜緒、清涼飲料水ケトーシスにIII型高脂血症と糖尿病性黄色腫を合併した1例 糖尿病 Vol.47(2004) No.12 p.939 - 943、doi:10.11213/tonyobyo1958.47.939
- ^ 今枝憲郎、加藤岳史、一柳亞季、北田はるか、岩瀬宗司、大口英臣、谷田諭史、岡山直司、城卓志、「清涼飲料水多飲に伴うケトアシドーシスに大腸輪状潰瘍を合併したインスリン欠乏型の糖尿病の1例」『糖尿病』 2012年 55巻 5号 p.345 - 351、doi:10.11213/tonyobyo.55.345
- ^ 田中正巳、宮崎康、「清涼飲料水の多飲を契機に発症、高カルシウム血症、高トリグリセリド血症と無痛性急性膵炎を合併した2型糖尿病での糖尿病性ケトアシドーシスの1例」『糖尿病』 Vol.44(2001) No.11 p.913 - 916、doi:10.11213/tonyobyo1958.44.913
- ^ 山本直、岡田洋右、新生忠司、西田啓子、田中良哉、「ソフトドリンクケトアシドーシスに高トリグリセライド血症と重症急性膵炎を合併した1例」『糖尿病』 2011年 54巻 1号 p.34 - 39、doi:10.11213/tonyobyo.54.34
- 1 ペットボトル症候群とは
- 2 ペットボトル症候群の概要
- 3 概要
- 4 検査・治療
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