海事用語「シタデル」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 15:51 UTC 版)
軍艦でも特に戦艦の司令塔や、砲塔、機関部などのような重要な部分だけに集中的に装甲を施す防禦形式は、城塞になぞらえ「シタデル」と呼ばれることがある。これはなるべく排水量を少ないままに艦の生存性をあげるための分厚い甲板防御を施すアイデアであり、主に排水量が大きくなかった前弩級戦艦に用いられた。日本では弩級戦艦や超弩級戦艦に用いられる場合はシタデルとは区別し集中防御方式と称する。海外では区別しない。 また、商用船舶でも海賊の襲撃時に避難先・篭城先となる、強固な防壁に囲まれた安全な部屋を用意するようになっており、この部屋や区画が「シタデル」と呼ばれることがある。
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