浴衣地の天日干し風景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:56 UTC 版)
「一之江境川親水公園」の記事における「浴衣地の天日干し風景」の解説
江戸川区一之江6丁目17番27号。村井染工場(むらいせんこうじょう)の鉄塔に干された浴衣地が空にたなびく様子が「えどがわ百景28」に選定。村井染工場は昭和11年(1936年)に東小松川で創業、昭和14年(1939年)に現在地に移転し一之江境川で洗いを行っていた。川が親水公園となってからは井戸水を引いて工場内で作業している。二代目・村井米扶(よねすけ)氏は12歳から家業に携わり、平成2年(1990年)東京都伝統工芸士に認定、平成27年(2015年)には東京都から東京マイスターとして表彰された。 村井染工場では暮らしの洋風化に伴い、現在は浴衣地よりも手拭い造りの方が多い。また伝統の注染による染めにこだわり、手作業で裏表を同じ色に染め上げる。注染は機械生産にないぼかしの風合いが出るという。注染を行う染業者はかつて周辺に30数社あったが、現在は東京に4社しかないとされる。
※この「浴衣地の天日干し風景」の解説は、「一之江境川親水公園」の解説の一部です。
「浴衣地の天日干し風景」を含む「一之江境川親水公園」の記事については、「一之江境川親水公園」の概要を参照ください。
- 浴衣地の天日干し風景のページへのリンク