治療を目的とした自主断髪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 10:18 UTC 版)
頸椎の負傷(頸椎ヘルニア・頸椎骨折など)や脳の負傷(脳挫傷・脳出血など)で手術を伴う治療を要する場合や、重症の頭皮疾患(円形脱毛症など)の場合、髷を残したまま治療を続行することは物理的に不可能とされるため、力士が現役中にこれらの治療を要する状況に陥った際は、自主断髪を余儀なくされる。力士がこのような経緯で髷を切る場合は、引退を前提としない(競技復帰を想定している)関係上、形式上の断髪式は行わないことが一般的とされる。後に関取に在位した力士が治療の為に自主断髪を行った前例は存在しないが、2004年3月場所から2012年5月場所まで東関部屋に所属した元三段目・太閤丸豊は、後者の理由で入門直後に自主断髪をし、全ての力士生活をスキンヘッドのまま過ごし、話題となった。
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