沢野ひとしとは? わかりやすく解説

沢野ひとし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 08:00 UTC 版)

沢野 ひとし(さわの ひとし、本名:沢野 公[1]1944年12月18日[1] - )はイラストレーターエッセイスト、絵本作家。愛知県名古屋市出身[1]さわのひとし名義でも活動している。椎名誠の著書ほか数多くの本の挿絵を担当[2]

経歴・人物

千葉県千葉市立千葉高等学校では椎名誠と同級生であった[3]法政大学に進学するが中退[1]

20代で椎名誠、木村晋介らと克美荘での共同生活に参加する。こぐま社に15年間の勤務の後、独立[2]

椎名、目黒考二らが雑誌「本の雑誌」を創刊後は、その表紙・本文イラストを一手に引き受けている[4]

その細長い手足や目付きなどから、椎名誠目黒考二などの友人からは、ワニ目画伯と呼ばれている[5]

第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞[6]

登山を愛好し、ヨーロッパアルプスにも遠征経験がある[2][1]。しかし、彼は山を下りるときになるとイキイキとし始めるという。この事から、登山家ではなく下山家ではないか、という人がいる[7]スイスアイガーで凍った斜面を150メートルも滑落し大怪我を負ったことがあるが、九死に一生を得た[8]

伏見威蕃東理夫とカントリー・バンドを組んでいる。

著書

エッセイ・画集

共著・座談会

  • 沢野ひとし編集『僕はやっぱり山と人が好き 沢野ひとし対談集』山と溪谷社、1987年9月1日。ISBN 978-4635170246 
  • 沢野ひとし、椎名誠『私広告』本の雑誌社、1993年4月1日。ISBN 978-4938463298 
  • 沢野ひとし、椎名誠、木村晋介目黒考二『沢野絵の謎』本の雑誌社、1997年12月1日。ISBN 978-4938463663 
  • 沢野ひとし、椎名誠、木村晋介、目黒考二『沢野字の謎』本の雑誌社、2000年10月1日。ISBN 978-4938463960 
  • 椎名誠、木村晋介、目黒考二、沢野ひとし『発作的座談会』本の雑誌社、1990年11月1日。ISBN 978-4938463199 
    • 椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒考二『発作的座談会』角川文庫、1996年10月1日。ISBN 978-4041510124 
  • 椎名誠、木村晋介、目黒考二、沢野ひとし『いろはかるたの真実 発作的座談会』本の雑誌社、1996年4月1日。ISBN 978-4938463533 
    • 椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒考二『発作的座談会2 いろはかるたの真実』角川文庫、2000年8月1日。ISBN 978-4041510155 
  • 椎名誠、木村晋介、目黒考二、沢野ひとし『超能力株式会社の未来 新発作的座談会』本の雑誌社、2000年6月1日。ISBN 978-4938463915 
  • 椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒考二『帰ってきちゃった発作的座談会』角川文庫、2013年8月24日。ISBN 978-4041009635 

挿し絵

注釈・出典

  1. ^ a b c d e 『現代日本人名録2002』1巻p1433
  2. ^ a b c 作家の読書道:第2回 沢野 ひとしさんWEB本の雑誌
  3. ^ 椎名誠『自走式漂流記 1944-1996』新潮社、新潮文庫、1996年 p.345
  4. ^ 椎名誠『本の雑誌血風録』 朝日新聞社、2000年。
  5. ^ 椎名誠『あやしい探検隊アフリカ乱入』 山と溪谷社、1991年、p9
  6. ^ さし絵賞 講談社
  7. ^ 椎名誠『あやしい探検隊アフリカ乱入』 山と溪谷社、1991年、p158
  8. ^ 椎名誠『あやしい探検隊海で笑う』 新潮文庫、1994年、p135

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