水利紛争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 02:12 UTC 版)
中岩ダムは鬼怒川上流域の全流量を調整する位置に建設され、電力需要の少ない早朝はダム放流が止められていた。 そのことで早朝と電力ピークの夕方では大きな差が生じ、放流量の日内変動は下流平野部の河川水位に大きな変動を及ぼした。これによって、ダム運用開始時から、鬼怒川水力電気と下流の農業水利組合との間で放流の方法を巡る激しい水利紛争が起こった。 1932年、栃木県知事の調停によって、「中岩ダムが灌漑期間中、自然流量を放流する逆調整を行う」という条件で妥結し、紛争は和解した。
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