毎朝の運針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:14 UTC 版)
「豊島岡女子学園中学校・高等学校」の記事における「毎朝の運針」の解説
長さ1メートル程度の細長い白さらし木綿布を二つ折りにし玉止めしない赤い糸でひたすら運針し、最後まで行ったら引き抜くというもの。その理念は 無心になる一つのことに無心になって集中する。 基礎の大切さを知る物事にはすべ基礎が大切。一枚の布、一本の針を通して、「基礎の大切さ」を悟らせる。 努力の積み重ねの大切さを知る物事は地味な努力を積み重ねてこそ、他の追随を許さないものに大きく伸びてゆく。毎朝5分間の運針、3年乃至6年の間、入学当初の自分と現在の自分を比較し、それがいかに大切なものであるかを体得させる。 特技を持つ個人はみなめいめい特技を持っている。これを持たなければならないし、伸ばさなければならない。運針も豊島岡女子学園にとって他校にない特技でもある。 実際に、大学受験の試験場で自らを落ち着かせるため「運針」をした卒業生がいるとの逸話もある。
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