殺虫剤抵抗性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 02:42 UTC 版)
殺虫剤による駆除は、屋内で血を吸うハマダラカを殺すための手段の一つである。しかし、殺虫剤に長期間さらされると、ハマダラカも他の昆虫と同様、何世代かを経て殺虫剤に対して抵抗性を持つ可能性がある。ハマダラカは世代時間が短いため、強い殺虫剤抵抗性をもつハマダラカがすぐに出現する可能性もある。他のカでは、殺虫剤を導入して数年で抵抗性を持つカが出現したという記録もある。125種以上のカが、1種類以上の殺虫剤に抵抗性を持っているという記録もある。マラリア撲滅キャンペーンでは、殺虫剤の使用をマラリアの撲滅の主な手段として掲げているが、抵抗性をもつハマダラカを広めないためにも、殺虫剤の使用は限定的にするのが賢明であるといえる。
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