殺菌用光源としての開発の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 17:05 UTC 版)
「Care222」の記事における「殺菌用光源としての開発の経緯」の解説
UV-A、UV-Bに比べ強力なUV-Cであるが、その中でも低圧水銀ランプがUV-C 254 nm光を効率よく発光することから、いわゆる「殺菌ランプ」として長く利用されてきた。UV-C 254 nm殺菌ランプは強い殺菌力を持つ反面、皮膚がんや白内障を生じさせるなど人体に対して有害性が強いことから、これまでは照射中はヒトが立ち入らない環境でのみ使用されてきた。しかし近年、環境にやさしく「水銀を使わない殺菌ランプ」としてウシオ電機が紫外線エキシマ蛍光ランプを開発。紫外線エキシマ蛍光ランプは、UV-C 254 nmよりさらに短い波長であるUV-C 222 nm光を照射するランプで、医療での活用を想定して開発が始まったものである。 そしてこのUV-C 222 nm光は、254 nm光と遜色ない殺菌能力を有しながら、人体に無害であることが様々な研究機関で報告された。 ウシオ電機はこの紫外線エキシマ蛍光ランプと特殊な光学バンドパスフィルターを組み合わせ、「Care222」®(「ケア トゥトゥトゥ」と発音)として発表した。
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