殺戮兵器として作られたもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 14:35 UTC 版)
「自己複製宇宙機」の記事における「殺戮兵器として作られたもの」の解説
自己複製宇宙機のバリエーションとして『バーサーカー』がある。通常の宇宙探査機とは異なり、バーサーカーの多くは生命を探し出し、抹殺や殲滅するようにプログラミングされている。生命の抹殺を意図していなくとも、結果として他の種族を滅ぼすこともある。 この名称は宇宙に進出した人類と自律型自己複製殺戮機械との戦争を描いたフレッド・セイバーヘーゲンによる小説『バーサーカーシリーズ』に由来している。セイバーヘーゲンは自身の小説の中で登場人物の口から、バーサーカーの宇宙船自身がフォン・ノイマン・マシンなのではなく、自動化された工場を含む巨大な本体がフォン・ノイマン・マシンを構成することを指摘している。これにより、フォン・ノイマン・マシンの生態系、またはフォン・ノイマン・マシンの本体という概念が浮かび上がる。 このような存在はフィクションでは、戦争中の星間文明などによって作成される。セイバーヘーゲンの『バーサーカー』では、古代のある種族が敵対種族を滅ぼすためにバーサーカーを作り兵器として使ったが、敵対種族諸共バーサーカーに滅ぼされてしまった。
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