歴史と代表機種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 16:05 UTC 版)
「コーラス (音響機器)」の記事における「歴史と代表機種」の解説
エフェクターとしてのコーラス効果を広めたのはローランドのギターアンプであるジャズコーラスと、単品で効果を与えるCE-1であった。 後にスタジオ用のラックマウント型としてディメンジョンSDD-320が発売され、音楽録音の現場でこの分野のデファクトスタンダードとなった。 1960年代終わり頃、ビートルズのジョージ・ハリスンがレスリースピーカー(Leslie speaker)のプリアンプ部に直接ギターを繋ぎ、レスリースピーカーのローター効果による音の揺らぎをコーラス効果として利用していた。後にレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが「ハート・ブレーカー」のベースでもレスリースピーカーに通したサウンドでコーラス効果が効いたベース・サウンドを作り出していた。 t.c.electronic社製のコーラスは独特の繊細なコーラス効果で、いまだにスタジオ・ミュージシャンの間では絶大な人気を誇るクリーン系コーラス。特に有名なのがパット・メセニーのサウンドで、1970年代終わり頃から1980年代に掛けては定番のコーラス・サウンドとしてのお手本となった。
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