武豊の活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 04:43 UTC 版)
「1989年の日本競馬」の記事における「武豊の活躍」の解説
デビュー3年目、この年の3月に20歳になった武豊の活躍はとどまるところを知らず、3月4日には19歳11か月でJRA通算200勝を、11月25日には20歳8か月でJRA通算300勝を達成し、いずれも史上最年少・最速であった。年間トータルでは133勝を挙げ、初の全国リーディングジョッキーとなった。G1レースでの活躍も光る。シャダイカグラに騎乗した桜花賞では圧倒的不利と言われた大外枠(8枠18番)を克服して優勝。天皇賞・春は初騎乗となるイナリワンで優勝し、父の武邦彦が騎手時代に勝てなかった天皇賞をデビュー3年目にして優勝した。イナリワンで宝塚記念も優勝。秋にはスーパークリークで天皇賞・秋を制した。G1レース4勝を含むJRA重賞勝ち鞍は11に及び、JRA賞最多賞金獲得騎手も受賞した。 武豊以外にも、この年には岸滋彦がG1初騎乗のエリザベス女王杯でサンドピアリスに騎乗して最低人気を覆して優勝。松永幹夫は年末のワールドスーパージョッキーズシリーズに優勝し、角田晃一も重賞初制覇、岡潤一郎は6月18日の札幌競馬でJRA記録の5連続騎乗勝利を挙げたりと、関西を中心に若手騎手の成長が著しかった。
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