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武智馨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 23:23 UTC 版)

武智 馨(たけち かおる、1899年 - 1987年[1][2]は、日本の機械工学者大阪工業大学名誉教授。工学博士(名古屋大学)。元広海軍工廠鋳物実験部長[3]海軍技術者[4]。日本鋳造協会関西支部元顧問[5]鋳物工学研究の第一人者の一人。

専門は、鋳造工学鋳物工学

略歴

1899年愛媛県松山市生まれ。1923年京都帝国大学工学部機械工学科卒業。広海軍工廠横須賀海軍工廠などで、鋳物砂の調査に携わる。1935年ドイツ留学(技術監督官)、国際鋳物会議へ出席。1940年広海軍工廠鋳物実験部所長、戦艦のプロペラ鋳造に従事。1944年東京軍儒省鋳造技術指導班班長(第1級鋳物工場の技術指導)を経て、広海軍工廠素材部長兼鋳物実験部長。1945年終戦により、同海軍除隊。鋳物専門家として、日本国内(東北~九州)の鋳物工場の指導に従事。1952年名古屋大学にて工学博士[6]

同年、大阪工業大学工学部機械工学科に着任。機械工学教室を担当し、同学科に鋳造工学講座「鋳物研究室」を開設。第1期研究室生から第25期研究室生までの卒業生を送り出した。その研究室卒業生により「かおる会」が1959年に結成された[7]。1970年定年退職。1977年大阪工業大学名誉教授[8]。1987年12月3日逝去。

大阪工業大学工学部機械工学科で25年の長きに渡り教鞭を執り、初期の鋳造工学の研究・育成に貢献した。

主な所属学会は、日本機械学会日本鋳造工学会。主な著書は、鋳造工学概論 全訂版(単著、理工図書1969、学術書)。

主な研究

脚注




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