武内神社 (渋川市)とは? わかりやすく解説

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武内神社 (渋川市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 03:22 UTC 版)

武内神社
所在地 群馬県渋川市祖母島499
位置 北緯36度32分30.5秒 東経138度57分04.6秒 / 北緯36.541806度 東経138.951278度 / 36.541806; 138.951278 (武内神社 (渋川市))座標: 北緯36度32分30.5秒 東経138度57分04.6秒 / 北緯36.541806度 東経138.951278度 / 36.541806; 138.951278 (武内神社 (渋川市))
主祭神 武内宿禰命
社格 式内社(小)論社
村社
創建 文安元年(1444年)9月21日
本殿の様式 流造
別名 宿祢大明神
例祭 4月3日
10月9日
地図
武内神社
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武内神社(たけうちじんじゃ)は、吾妻川沿いの群馬県渋川市祖母島にある神社。祭神は建内宿禰命。上野国群馬郡式内小社旧社格村社[1]

祭神

由緒

文安元年(1444年)9月21日に川島の甲波宿禰神社より分社したことが始まりとされている[1][2]

宝永5年(1708年)の宗源宣旨に「正一位宿祢大明神」とあるように、江戸時代までは「宿祢神社」とされていた。明治2年(1869年)に「武内神社」と改称した[2]鳥居扁額には、「正一位宿禰大明神」とある。

尾崎喜左雄は武内神社=宿祢神社が元は甲波宿禰神社であったとする。「甲波」を川、「宿禰」を「直根」として「川の本流」を意味する社名と解し、吾妻川沿いの箱島・祖母島・川島と「島」のつく地に3社が並んでいたことから、吾妻川を神格化したものと説明している[4]

本殿の昇勾欄の擬宝珠宝永8年(1711年)の線刻があることから、同年が建造年とされている[2]

社殿は祖母塚(うばづか)と呼ばれる高台の上に位置する[2]前方後円墳であるとの見方もあったが、自然の丘陵である[5]。当地には日本武尊の妻・上妻姫とその子の住んだ地であるとの伝承があり、祖母塚は上妻姫の墓であり、祖母島の地名の由来となったという[6]

境内

祭事

  • 4月3日 - 春季例祭[3]
  • 7月25日 - 祇園祭、合祀されている八坂神社の祭事で、神輿が渡御する[3]
  • 10月9日 - 秋季例祭[3]

交通

脚注

  1. ^ a b c d 群馬県群馬郡教育会 1925, p. 587.
  2. ^ a b c d e f 渋川市市誌編さん委員会 1993, pp. 883–884.
  3. ^ a b c d e 渋川市市誌編さん委員会 1986, p. 542.
  4. ^ 尾崎, 喜左雄『上野国神名帳の研究』尾崎先生著書刊行会、1974年12月10日、210-212頁。doi:10.11501/12266236 (要登録)
  5. ^ 渋川市市誌編さん委員会 1993, p. 117.
  6. ^ 渋川市市誌編さん委員会 1984, p. 903.

参考文献

  • 群馬県群馬郡教育会『群馬県群馬郡誌』群馬県群馬郡教育会、1925年10月20日。doi:10.11501/1020918 
  • 渋川市市誌編さん委員会 編『渋川市誌』 第2巻 通史編・上 原始~近世、渋川市、1993年3月31日。doi:10.11501/9644681 (要登録)
  • 渋川市市誌編さん委員会 編『渋川市誌』 第4巻 民俗編、渋川市、1984年10月1日。doi:10.11501/9643284 (要登録)



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