機能水
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機能水(きのうすい、functional water)とは、日本機能水学会(日本学術会議協力学術研究団体)の定義によれば、「人為的な処理によって再現性のある有用な機能を付与された水溶液の中で、処理と機能に関して科学的根拠が明らかにされたもの、及び明らかにされようとしているもの」とされている[1]。専用の装置によって作られるとされているが、実態は不明なものもある。非科学的な商品もあり、表示上は単なる飲料水(ミネラルウォーターなど)として販売されているものもある。
- ^ 日本機能水学会学会について
- ^ a b c 谷村顕雄『第8版食品添加物公定書解説書』廣川書店、2007年、D-683-D691。
- ^ 経済産業省ニュースリリース2017年10月[1]
- ^ 日本機能水学会 機能水研究 ISSN 1348-2432[2]
- ^ a b 堀田国元「我が国の機能水の現状と展望」『医療・環境オゾン研究』19巻3号、2012年、84-90頁
- ^ 堀田国元「機能水の概要」『ソフト・ドリンク技術資料』1号、2006年、1-10頁
- ^ 堀田国元「酸性電解水(次亜塩素酸水)の技術応用と業界動向」『食品と開発』第51巻3号、2016年、16-18頁
- ^ 川瀬義矩『水の役割と機能化』工業調査会 ISBN 978-4769342144
- ^ 三浦靖『水の機能化―その本質を探る』工業調査会 ISBN 978-4769341826
- ^ 日本産業洗浄協議会 (編集)、都田昌之『初歩から学ぶ機能水』工業調査会 ISBN 978-4769341550
- ^ 平成25年薬事工業生産動態統計年報の概要
- ^ a b 機能水研究振興財団学術選考委員会編『電解水ガイド』2001年
- ^ (社)日本ホームヘルス機器協会[3]
- ^ 医薬品医療機器総合機構 連続式電解水生成器[4]
- ^ 医薬品医療機器総合機構 貯槽式電解水生成器[5]
- ^ a b c 日本機能水学会編『次亜塩素酸水生成装置に関する指針第2版』2012年
- ^ a b c 日本機能水学会監修 機能水による消化器内視鏡洗浄消毒のあり方に関する調査研究委員会編『機能水による消化器内視鏡洗浄消毒器の使用手引き(第1版)』2012年
- ^ 文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課『調理場における洗浄・消毒マニュアル』2009年
- ^ 文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課『学校給食調理従事者研修マニュアル』2012年
- ^ PMDA強酸性電解水生成装置医療機器コード70477000[6]
- ^ 日本医療・環境オゾン研究会『環境分野におけるオゾン利用の実際』「日本医療・環境オゾン研究会会報」増刊3号、2007年
- ^ 安達修二「亜臨界流体の特徴と利用」『化学と生物』 47巻10号、2009年、697-702頁
- ^ 佐古猛、岡島いずみ「亜臨界・超臨界水によるバイオマス廃棄物の有効技術の開発」2009年 [7]
- ^ 大島 義人「超臨界水-高温高圧下で特異なふるまいをする水 文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告書 地球上の生命を育む水のすばらしさの更なる認識と新たな発見を目指して『第4章水の特性を生かした様々な活用』2014年[8]
- ^ a b 高橋正孝「マイクロバブルおよびナノバブルに関する研究」[9]
- ^ 経済産業省産業技術環境局「平成26年度科学技術重要施策 アクションプランの重点的取組のうち 「農林水産系のファインバブル技術開発」 の概要と府省間連携の状況について」2014年
- ^ 岸本武利、河野 雅弘「透析医療における電解機能水の有用性と将来性」『日本透析医学会雑誌』第48巻第2号、日本透析医学会、2015年2月、 75頁、 doi:10.4009/jsdt.48.75。 各論文の要旨
- ^ 鴨井久一・芝燁彦編著 『機能水ではじめるヒトと環境に優しい歯科臨床 エビデンスに基づいた電解機能水の院内感染対策、歯科治療、口腔ケアへの応用』砂書房、2012年。ISBN 978-4901894975。
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