機能性便秘の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 04:14 UTC 版)
機能性(慢性)便秘は、「慢性便秘症診療ガイドライン2017」で下記の様に定義された。正確な判定の為には、バリウム粒の検査薬を服用し数日後に腹部X線検査を実施する。 排便回数や排便量が少ないために糞便が大腸内に滞留する。回数減少型 結腸通過時間正常型 - 食事の内容や量が便秘の要因になっている食物繊維や食事の量を増やすと改善 便容量の減少を招く食生活(ダイエットなどによる量の減少や便となる残渣が少ない)が原因 結腸通過遅時間延型 - 腸管(結腸)の動きが悪く便が腸内に滞りがち、排便回数は週に1回程度食物繊維を増やすとさらに便秘が悪化 重症化した病態 - 慢性偽性腸閉塞、巨大結腸症、結腸無力症 直腸内にある糞便を快適に排出できない。排便困難型 器質性便排出障害直腸肛門反射が減弱(浣腸の乱用や肛門内異物挿入など) 直腸脱、直腸瘤など(必要が有れば外科手術) かつては「弛緩性便秘」「痙攣性便秘」「直腸性便秘」に分類していた。
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