橘右近コレクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 23:17 UTC 版)
落語家時代からビラと共に寄席周辺諸々を集めていた。当初はコレクションというより「大勢の人の手と工夫で出来ているもの」をそのまま捨てないということだった。しかし、すべてコレクションするのは不可能なのでテーマを決めて整理した。本業のビラ、落語会のパンフレット、プログラム、新聞の切り抜き、演芸関係の古書等多岐に渡っており、国内有数のものである。なお右近のコレクションは4代目古今亭志ん馬(初代集古庵)から譲り受けたものも多く、「二代目集古庵」と名乗っていた。 コレクションのうち、右近が集めた落語関係の品物に関しては、2002年に千葉県松戸市の自宅を「集古庵ミュージアム」として一部を公開したが(のちに閉館)、遺族と一門の橘右龍と橘紅楽が資料の散逸を恐れ一括して受け入れてくれる先を求めて奔走、2013年に3466点が江戸東京博物館に「橘右近コレクション」として収蔵された。
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