橋を防衛する拠点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 10:02 UTC 版)
物資輸送路などを戦略上の必要性から継続的に維持する必要がある場合に、経路の要所は防護しておかねばならない。もし橋のような一極集中する場所を経由して物資輸送をおこなっている場合は、その橋を防護しなければ、前線部隊は敗走を余儀なくされるかもしれない。敵の破壊工作(爆破・放火・爆砲撃など)に対処するための防衛施設として「橋を守る砦=橋頭堡」が設置される。橋頭堡が築かれた最古のものの1つは、ローマ帝国がゲルマン民族に対する防衛線(リメス)の一部として、ライン川に架橋した橋の防衛拠点であろう。ライン川を天然の防壁とする一方でその彼岸数キロを荒撫地とし、敵の接近や侵入に対して迎撃するための出動拠点として、橋の彼岸に構築された防砦が典型的な橋頭堡である。
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