横浜海洋会館とは? わかりやすく解説

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横浜海洋会館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 04:43 UTC 版)

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横浜海洋会館
情報
旧名称 大倉商事横浜出張所
用途 オフィス
設計者 大倉土木(現 大成建設
施工 大倉土木
建築主 大倉商事
事業主体 海洋会、日本船員雇用促進センター
構造形式 鉄筋コンクリート構造[1]
階数 地上3階、地下1階[2]
竣工 1929年[1]
所在地 231-0002
神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1番
座標 北緯35度26分53.06秒 東経139度38分37.8秒 / 北緯35.4480722度 東経139.643833度 / 35.4480722; 139.643833 (横浜海洋会館)座標: 北緯35度26分53.06秒 東経139度38分37.8秒 / 北緯35.4480722度 東経139.643833度 / 35.4480722; 139.643833 (横浜海洋会館)
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横浜海洋会館(よこはまかいようかいかん)は、神奈川県横浜市中区海岸通1丁目に所在する建築物である。

歴史

日本大通が海岸通と突き当る、現在の開港資料館前交差点付近に、大倉商事横浜出張所として1929年昭和4年)[1]に建設された。

海洋会は、1935年野毛山に横浜支部会館を設けたが、第二次世界大戦により焼失した。1951年より新会館開設のための基金の募集を開始し、1958年までに旧会館の敷地の売却代金などを含め990万円の基金を集めた。財団法人日本船員福利協会と共同で大倉商事ビルを購入し、1959年2月5日に開館披露を行った[2]。日本船員福利協会は1978年に日本船員福利雇用促進センター(現・日本船員雇用促進センター) (SECOJ) に改組している。

建築

海岸通1丁目の街並み。通り沿いに、手前から昭和ビルキッコーマンビル跡、横浜海洋会館、横浜貿易会館

褐色のスクラッチタイルを基調とした外観で、通りから見て右に隣接する横浜貿易会館(本館と同じく大倉土木の設計・施工[3])と似た外観を持つ。左側のキッコーマンビル・昭和ビルとともに、昭和初期に建設されたスクラッチタイル貼り3階建のビルが4棟連続する景観が形成されていたが、キッコーマンビルは2000年に解体された[1]。本館の地下1階・地上1階はSECOJの専有部分で、2000年6月まで船員サービスセンターとして使用されたのち、テナントが入居している。2・3階は海洋会の専有部分で、2階は横浜パイロットクラブと国際海事検定社、3階は横浜マリンクラブが賃借するほか会議室が入る[2]

脚注

  1. ^ a b c d 『東京&横浜の長寿建築 続』
  2. ^ a b c 近未来の横浜海洋会館(「海洋」2007年1月号への投稿原稿)
  3. ^ 吉田鋼市「川崎鉄三 昭和初期の横浜のモダニズム建築の先駆者」 (pdf) 『横濱新聞』第25巻、横浜歴史資産調査会、2011年3月18日。

参考文献

  • 川本明生『東京&横浜の長寿建築 続』深夜叢書社、2014年7月、140頁。ISBN 978-4-88032-416-6



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